勇壮な起し太鼓と絢爛豪華な屋台が魅力な飛騨古川祭を夫婦で訪れるならば、祭の荒々しさと優雅さの両面を見てみたいと思いますよね。
それには一泊して、夜に始まる起し太鼓も見てはいかがでしょうか。
飛騨古川祭の見所、交通アクセス、古川祭を見るにはどこに泊まったらよいかを紹介します。
飛騨の古川祭の見所は?
飛騨古川の古川祭は、気多若宮神社の例祭で国の重要無形民俗文化財に指定されている神事です。
この祭りは、早朝に神社で神事が行われてスタートし、御神輿行列が町内を巡行する神幸祭に、元々は御神輿行列の露払いだった「屋台行列」と祭りの華である「起し太鼓」が加わって4月19日、20日の2日間に亘って繰り広げられます。
日中に御神輿行列、獅子舞、からくり、子供歌舞伎と屋台曳行を見学した後は、20時にまつり広場で起し太鼓出立祭と打ち出しを見た後は、起し太鼓のクライマックスの「付け太鼓」と大太鼓の櫓の後衛との激しいもみ合いやぶつかり合いを繰り返し見学しましょう。
起し太鼓のぶつかり合いを繰り返し見るには、起し太鼓の順路を地図で確認して大きな四つ角に先回りして待つのがよいでしょう。なお、付け太鼓の一番の見所は、壱之町蒲酒造場と渡辺酒造店の交差点です。
日中 各町内を屋台曳行
午後~夕方 神幸祭
8:00~16:00の間にそれぞれの町内で2~5回奉納 獅子舞・からくり・子供歌舞伎
20:00 起し太鼓出立祭
20:30~0:10 打ち出し
<20日>
朝~夕方 神幸祭
8:30~10:00 12:30~14:00 獅子舞、からくり、子供歌舞伎
8:00~14:00 17:30~19:30 屋台曳き揃え、屋台曳行
飛騨の古川祭への交通アクセスは?
古川祭の時期に飛騨古川を車で訪れるには、道が狭い上に雪解けの水が凍結している場合があることと駐車場が少ないことから、電車で来られることをおすすめします。
東京方面から来る人は富山または名古屋からJR高山本線で飛騨古川駅、大阪方面から来る人は名古屋から飛騨古川駅で下車すれば気多若宮神社やまつり広場へは徒歩でいけます。
4月19日の夜間には高山と飛騨古川間に臨時列車が運行されます(時間などは確認が必要)ので、便利ですよ。
飛騨の古川祭時のおすすめの宿は?
飛騨古川でおすすめの宿は、小説「あゝ野麦峠」ゆかりの宿の「八ツ三館」と、飛騨牛の宿の「飛騨古川スペランツァホテル」です。
飛騨牛や地元の料理などが楽しめますよ。古川祭の起し太鼓の時には飛騨古川の宿が満室になる可能性が高いので、早めに宿を決めておいたほうが良いと思います。
飛騨古川で宿が確保できなければ、高山市内の宿を確保しても良いでしょう。
高山までは電車で15分ほどですので、JRの臨時列車を利用すれば夜遅くでも高山に戻れるので安心して泊まれますよ。
まとめ
起し太鼓の打ち出しでの起し太鼓を引き出すとういう高揚感からくる熱気と付け太鼓と大太鼓のぶつかり合いの激しさは見る人をも高揚させてくれますので、ぜひ見学してみてください。
なお、見学は自由ですが、激しい攻防に巻き込まれてケガなどしないように注意してくださいね。
また、飛騨古川は標高が高いので、4月でも夜は寒いので風邪などをひかないように厚手の服を用意して行きましょう。