岸和田のだんじり祭を楽しむために訪れるならば、迫力あるだんじりをどこで鑑賞できるか気になりますよね。
せっかく行くなら、目の前でやりまわしを見てみたいものです。
岸和田のだんじり祭の見所、おすすめ観覧場所と交通アクセスについて紹介します。
岸和田のだんじり祭の見所は?
岸和田のだんじり祭で曳行されるだんじりの重さは4トン以上あるため、500人ほどの曳き手が約100mの2本の綱でだんじりを曳いて走ります。
この祭りの一番の見所は、だんじりがスピードを落とさずに街角を曲がる「やりまわし」です。
このやりまわしでは、だんじりが家屋に衝突したり、バランスを崩したりしないよう細心の注意を払いながら、スピードを保ったまま方向転換するため、さまざまな役割を担う人たちが呼吸を合わせて方向転換作業を行います。
やりまわしの迫力だけでなく、だんじりを方向転換する際にいろいろな人が行っている作業に注意してみるのも面白いですよ。
また、夜に行われる「灯入れ曳行」では、だんじりに赤い駒提灯が200個つけられ幻想的な雰囲気が楽しめます。
この灯入れ曳行は昼とは違った魅力がありますので、時間があれば是非見学してみてください。
9月17日
6時~7時半 曳き出し
9時半~11時半 午前曳行
13時~17時 パレード・午後曳行
19時~22時 灯入れ曳行
<本宮>
9月18日
9時~12時半 宮入り
13時~17時 午後曳行
19時~22時 灯入れ曳行
祭りでは、だんじりは定められた曳行路を何周も何周も駆け巡り、そして曲がり角ごとに「やりまわし」を行います。
岸和田のだんじり祭でのおすすめ観覧場所は?
迫力あるやりまわしを観覧するためのおすすめスポットを紹介します。
・北町交差点(カンカン場の横)
・船津橋
・らんかん橋
・菊右衛門橋
このうち、カンカン場は迫力あるやりまわしを観覧できるメインスポットで、岸和田だんじり祭観光協会が有料の観覧席も設置しています。ゆっくり座って観たいなら、こちらを事前に申し込んでおくのもよいでしょう。
岸和田だんじりでは、やりまわし以外でも迫力あるだんじりの曳行も見れますので、こちらも是非見てください。
- 岸和田駅前パレード
- こなから坂(岸和田市役所前)
岸和田商店街のアーケードをだんじりが駆け抜け南海岸和田駅へ向かいます。
見頃: 9月17日 13時頃
15台のだんじりが駆け抜けます。岸城神社への宮入前の見せ場で、だんじりが一気に駆け上がる姿は迫力満点です。
見頃: 9月18日 9時30分から
岸和田のだんじり祭への交通アクセスは?
南海本線の岸和田駅、蛸地蔵駅または和泉大宮駅下車。
なお、岸和田駅が祭へのアクセスにはもっとも便利ですが、大変混雑するので、蛸地蔵駅または和泉大宮駅で下車して徒歩で観覧場所へ移動したほうがよいでしょう。
<車の場合>
広範囲で交通規制が実施され、車で通行できるのは境・阪南線くらいです。
できるだけ公共交通機関をご利用ください。
まとめ
岸和田だんじり祭は、昼のやりまわしに代表される動の姿と夜の雅な静の姿それぞれが魅力です。
岸和田の町全体が祭会場ですので、ぜひだんじり祭の迫力を肌で感じてみてください。
なお、やりまわしを見るために曲がり角に多くの見物客が集まりますが、衝突事故やそれに伴う建物破損によりけが人が出る事故が少なからずあります。
このため、主催者が呼びかける次の規則を守って安全に見物するようにしましょう。
- 関係者や警察官の指示に従うこと
- 曳行中のだんじりには近付かないこと
- 脚立や踏み台に乗っての見物は行わないこと
- 見物中に傘を差さないこと
- ゴミはポイ捨てせずに指定のゴミ箱に捨てること