世界遺産と認められてより有名になった平泉を友人と訪れるなら、世界遺産への推薦書に書かれた浄土を表す寺院・庭園と遺跡でどれを見たらよいか気になりますね。
時間をかけて平泉へ行くなら平泉の歴史に触れられる藤原まつりも見てみたいものです。
平泉で行われる春の藤原まつりの見所、祭りでの渋滞状況、おすすめの食事処について紹介します。
平泉の藤原まつりの見所は?
春の藤原まつりは、5月1日から5日まで開催され、まつりの期間中には藤原4代の追善法要、稚児行列、開山護摩法要、郷土芸能などが行われます。
10時30分 稚児行列
2日 10時 開山護摩供法要
11時 源義経公追善法要
3日 10時 藤原秀衡公出迎行列
13時30分 源義経公東下り行列
4日 10時 白山神社献饌行列
12時 白山神社祭礼
5日 10時 弁慶力餅競技大会
11時 延年の舞
その中でも3日目の「源義経公東下り行列」は、兄頼朝に追われた義経主従がやっと平泉にたどり着いた時に、藤原秀衡に温かく出迎えられた故事を再現したもので、総勢約100名の参加者が秀衡、義経、弁慶、武者や侍女たちに扮して毛越寺から中尊寺まで行列するものです。
見所は、毛越寺で12時40分ころ行われる「義経ねぎらいの場再現」と、13時30分に出発する行列です。
この行列は約3kmの距離を約2時間かけて行列するので、道中の途中で見学すればよいと思います。
なお、5日に毛越寺の常行堂で、常行三眛供の修法のあとに奉納される、国の重要無形民俗文化財「延年の舞」も800年の昔から伝えられていますので、一見の価値があります。
平泉の藤原まつり時の渋滞は?
まつりの期間がゴールデンウィークなので、駐車場は昼頃には満車になります。
特に「源義経公東下り行列」のある3日は平泉前沢ICや一関ICから渋滞することが多いです。
駐車場の開門時間8時30分には着くように計画してはいかがでしょう。
なお、渋滞に巻き込まれるのを避けたいのであれば、一関の駐車場に車を止めてJR在来線で平泉に行かれるのが良いですよ。
駐車場代も1日で600円程度ですので安いです。
平泉の藤原まつりのおすすめ食事処は?
お祭りでは混雑の中に身を置くので結構疲れますよね。
食事を取って疲れを回復しましょう。
おすすめのお食事処を紹介します。
近くですぐに食べたいなら「わんこそば」などの蕎麦がおすすめ。
義家、芭蕉館、泉屋など。
すこし離れた場所で食事を楽しみたいなら、うなぎや前沢牛を楽しんでみてください。
うなぎなら、泉橋庵総本店。
前沢牛なら、前沢牛オガタ、おかる、前沢牛料理味心、助八寿司。
まとめ
藤原まつり3日目の「源義経公東下り行列」では大勢の観光客が訪れますので、行列の通る道筋ではかなり混雑します。
見やすい場所に早めに移動するように心がけて祭りを楽しんでください。
また、平泉には、藤原まつり以外にも奥州藤原氏の栄華をしのばせる、中尊寺本堂・金色堂、白山神社能楽殿、毛越寺臨池伽藍跡・浄土庭園、高館義経堂などの世界遺産の史跡があります。
こちらをじっくりと時間をかけて回ってみるのも古都をしのべていいですよ。