利尻島と礼文島はどっちがいいの?観光のポイントと注意点は?

利尻富士が中央に見える夕焼けの利尻島の風景
北海道の最北端、稚内市から行く事ができる利尻島と礼文島は、毎年時期になるとたくさんの観光客で賑わいを見せています。

私はどちらの島も行った事があるのですが、よく「利尻と礼文ならどっちがいいの?」と質問されるんですよね。

どちらも良いところがありますし、私としてはどちらもオススメなのですが、せっかくなので具体的にどんなところがオススメなのかをまとめてみました。

利尻島と礼文島を訪れる際の参考にしてください。

利尻島とはどんな場所?

晴れた日の湖ごしに利尻富士を臨む風景
ではさっそく、利尻島の特徴についてまとめてみようと思います。

利尻山(利尻富士)

利尻島と言えば利尻山(利尻富士)ですよね。

利尻山を知らないという方でも、北海道銘菓の白い恋人は知っていますか?
利尻の南側にある「オタトマリ沼」という沼から見た利尻富士が白い恋人のパッケージに採用されているので、見覚えがある方は多いのではないでしょうか。

利尻山は、利尻礼文サロベツ国立公園の特別区域に指定されているだけでなく、日本百名山、新日本百名山、花の百名山などに選定されている山です。

標高は1721mで、夏期には多くの登山客が訪れています。
火山島と言われていますが、活動している報告はないので安心して登山できます。

島を一周できる

礼文島は一周できませんが、利尻島は一周できるので、サイクリングなどにも適していると言えるのではないでしょうか。

利尻昆布

利尻と言えば「利尻昆布」ですよね。どんな料理にも使う事ができて深い味わいを楽しむ事ができるとあって、お土産としても人気です。

昆布そのものを購入しても良いですし、利尻昆布をふんだんに使った加工品もオススメです。

空港がある

利尻はフェリーだけでなく、飛行機でも訪れる事ができます。
礼文島にも空港はありますが、現在は緊急時のみしか使われていないようです。

礼文島とはどんな場所?

では次に、礼文島の特徴についてまとめていきますね。

礼文島にしか咲かない花がある

礼文島は別名「花の浮島」と呼ばれるほど、時期になると綺麗な花が咲き誇り、見る人を魅了しています。

その理由は礼文にしか咲かない花があるからです。
具体的には、北海道指定文化財として保護されているレブンアツモリソウ、レブンウスユキソウ、レブンキンバイソウ、レブンソウなどがあります。

礼文は一番高い山(礼文岳)でも標高が490mと低く、登山の経験がない方でも比較的花を見ながらトレッキングなどを楽しむ事ができます。

昔、礼文の花を盗掘して事件になっていた事がありますが、盗んでも礼文でしか咲かず育たない花なので止めて下さいね。

綺麗な岬がたくさんある

礼文島を訪れた際に絶対行くべき場所の1つに【澄海岬(すかいみさき)】があります。
天気が良い時に行くと、岬から見下ろす透き通った海と自然が作り出す入江がもう絶景で、感動する事間違いなしです。

また、この澄海岬は中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」のPVにも使われているほどなので、時間がある方はチェックしてみて下さいね。

澄海岬の他にも、ゴロタ岬、スコトン岬と絶景が見られる岬があり、全ての岬を回る事ができるトレッキングコースなどもあります。

映画のロケ地になっている

吉永小百合さんの映画「北のカナリアたち」のロケ地にもなった、礼文島ならではの絶景を楽しむ事ができます。

ロケ地がそのまま「北のカナリアパーク」として観光地化されているので、映画を見た方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。

礼文(利尻)昆布

礼文島で採れる昆布も利尻昆布と表記されていますが、その利尻昆布の中でも礼文で採れる昆布は最上級品と東京の料亭で紹介されていました。

利尻はもちろんですが、礼文でも利尻昆布は人気のお土産となっています。


礼文島・利尻島 観光のポイントと注意点

フェリーのデッキから海を眺めている旅行者の後ろ姿
礼文島と利尻島を観光する場合は、最低でもそれぞれ1泊する方が余裕を持って観光できると思いますが、頑張れば1日で2つの島を観光する事もできます。

稚内から利尻・礼文間はもちろん、利尻⇔礼文間もフェリーが運行していますので、1日で回る場合はしっかりプランを練ってから行きましょう。

ちなみにフェリーの場合、天候などによって変動はありますが、稚内⇔利尻間は約1時間50分、稚内⇔礼文間は約1時間55分となっているのでそこまで時間に差はありません。

どちらの島を訪れるにしても、状況に合った服装をして行くようにしましょう。

何故かと言うと、トレッキングコースや登山コースは、どんなに整備されていても舗装されていない場所がたくさんあります。そのため、怪我などの危険を伴う可能性がありますので、歩きやすい格好に越した事はありません。

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また、訪れる時期にもよりますが、夏でも涼しい気候の時もあるので寒さにも対応できる準備をしておくと良いと思います。

ピーク時にもなるとフェリー(特に朝一)は座れないほど混雑していますので、早めに行動して並んででも席を確保した方が良いと思います。

まとめ

礼文島・利尻島それぞれの特徴をお伝えしました。

どっちがいいのかは、観光の目的やどんなものを見たいかによって選ぶといいと思いますよ。

旅の計画の参考にしていただけたら幸いです。

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