秋田県で毎年行われている、みちのく五代雪まつりのひとつである「なまはげ柴灯(せど)まつり」をご存知でしょうか?
秋田県男鹿半島北浦の真山神社で行われている、男鹿半島の冬を象徴する冬の祭りです。
日本文化に触れる良いきっかけとして、ご家族でお子様と一緒に、この迫力ある祭りを見に行ってみましょう。
この祭りを知っている方も知らなかった方にも、今回はなまはげ柴灯まつりの魅力をご紹介します。
なまはげ柴灯まつりの由来は?
なまはげ柴灯まつりは、毎年2月の第二金曜日から土曜日、日曜日まで3日間開催されています。
この祭りは神事である「柴灯祭」となまはげの民族行事を組み合わせて出来た冬の観光向けの行事です。
主役でもある「なまはげ」は男鹿地方に古い時代から伝わる民族行事で、「怠け者はいねが、泣ぐ子はいねが」となまはげが集落を練り歩く姿は有名ですね。
年に一度各家を回り、悪いことには戒めを与え災いを祓い福を与えて帰っていきます。
祭りでは、なまはげの衣装から抜け落ちたワラを頭部や調子の悪い箇所に巻くと無病息災、病気の治癒を祈願できるとも言われています。
真山神社に炊き上げられた柴灯火の空高く舞い上がる炎と、迫力のあるなまはげの舞いは、見る人々を魅了し続けています。
時間:18:30~20:30
開催地:真山神社、男鹿真山伝承館、なまはげ館
住所:秋田県男鹿市北浦真山
なまはげ柴灯まつり実行委員会電話:TEL0185-24-9220
なまはげ柴灯まつりの特徴は?
まず、真山神社の境内に焚かれる柴灯火の明かりのもとで、男鹿独特の祓い神楽を奉納する「湯の舞」と古くから続く伝統的な「鎮釜祭」でまつりがスタートします。
そして、なまはげに扮する若者達がお払いを受けた面を授かり身につけ、なまはげと化して山へ戻る「なまはげ入魂」が行われます。
その後、男鹿市内で大晦日に行われる「男鹿のなまはげ」の再現や男鹿市内各地の特徴のあるなまはげが登場する「里のなまはげ」などが行われます。
また、「なまはげ太鼓」の演奏や迫力満点の「なまはげ踊り」なども楽しめます。
まつりも終盤に差し掛かると、松明をかざしたなまはげが闇の中から現れ雪山を降りててくる勇ましく幻想的な姿を目にすることができます。
下山してきたなまはげが多くの観客のいる境内を練り歩き、まつりのクライマックスを迎えます。
「なまはげ献餅」という儀式で柴灯火で焼かれた護摩餅を神官から捧げられ、山深くの神のもとへ帰っていきます。
真山神社に炊き上げられた柴灯火の空高く舞い上がる炎と、迫力のあるなまはげの舞いは、見る人々を魅了し続けています。
なまはげ柴灯まつり
なまはげ柴灯まつりのアクセスは?
なまはげ柴灯まつりの行われる、秋田県男鹿市北浦真山(真山神社・なまはげ館、男鹿真山伝承館)までのアクセスをご紹介します。
- 公共交通機関で行く場合は、駅から会場近くを走る路線バスなどはないので、JR男鹿駅、男鹿温泉郷から運行されている臨時の有料バス(料金大人300円、子供150円、所要時間約45分)かタクシーを利用しましょう。
- 臨時有料バスを利用する際には、事前に行きと帰りの発車時刻を確認しておく必要がありますね。
- 車を利用するなら、秋田道昭和男鹿半島ICから約40分です。2015年は駐車場の利用は15時からでした。
駐車台数に限りがあるためなるべく公共の交通機関で訪れるのがよさそうです。
特設HPにも会場へのアクセスや会場見取り図が詳しく載っていますので、チェックしてみてください。
https://www.oganavi.com/sedo/
まとめ
なまはげの衣装から落ちた藁にはご利益があるとされています。
昔から続く日本の伝統的は祭りには、ぜひ家族で参加してみたいものです。
なまはげ柴灯まつりに見学に行き、なかなか機会のないほんもののなまはげに触れてみましょう。
子供から大人まで十分に楽しむことができるでしょう。
会場は山の中にあり、夜に行われるため冷え込みは相当なものです。
しっかりと防寒対策しておでかけください!