東北三大祭の一つとして有名な青森のねぶた祭りを友人と訪れるならば、一番の見所がいつか気になりますよね。
また、せっかくなら、見るだけではなく祭りに参加して踊ってみたいと思いませんか。
ねぶた祭りの見所、楽しみ方や交通アクセスについて紹介します。
青森のねぶた祭りの見所は?
国の重要無形民族文化財に指定されている青森ねぶた祭りは毎年8月2日~7日の日程で開催され、日本だけでなく海外からも多くの観光客が訪れる大人気のお祭りです。
「ねぶた」とは、大型の張りぼて人形や武者絵が描かれた燈籠を乗せた山車のことで、人形や絵は水滸伝、三国志、日本の歌舞伎や神話などを題材に作られます。
このお祭りでは、「ラッセラー、ラッセラー」などの掛け声とともに、絢爛豪華の山車を引いて練り歩き、その前を跳人と呼ばれる踊り子が踊ります。
お祭りでは、2・3日夜に約15台の子供ねぶたと約15台の大型ねぶた、4日~6日夜に約20台の大型ねぶた、7日昼に約20台の大型ねぶたが街中を練り歩き、更に夜にはねぶた大賞などを受賞した6台のねぶたが海上運行されるとともに花火大会が開催されます。
なお、ねぶた大賞などはねぶたの美しさや壮大さを競うもので、6日夜に発表されます。
お祭りのいちばんの見所は、約20台の大型ねぶたが約3.1kmのコースを練り歩き、囃子の笛や太鼓などの音に合わせて、色とりどりの衣装を纏った跳人たちが飛び跳ねて躍る「エネルギッシュ」なシーンです。
青森ねぶた祭りの会場と開催日時は次の通りです。
新町通りと国道4号線の間の区間(JR青森駅を出るとすぐ会場となります)
<日時>
8月2日・3日 19:10~21:00 子供ねぶた・大型ねぶたの運行
8月4日~6日 19:10~21:00 大型ねぶたの運行
8月7日 13:00~15:00 大型ねぶたの運行
19:15~21:00頃 花火大会・ねぶた海上運行(会場:青森港)
なお、7日夜には海上を行き交う受賞した6台(予定)のねぶたと夜空を彩る花火を堪能するのも良いですよ。
青森のねぶた祭りの楽しみ方は?
ねぶたの運行を観ても十分楽しめますが、跳人としてお祭りに参加すると祭りのエネルギーを直に感じることができると思います。
では跳人として参加するにはどうすればよいのでしょうか?
跳人の正装を着て、運行スタート前に待機しているねぶたの団体に入るだけで、跳人には誰でもなることができるのです!
事前登録や受付はありませんよ。
なお、跳人の正装は、浴衣、おこし、帯、たすき、鈴、足袋、草履、花笠ですが、花笠はつけていない人が多いようです。
跳人の衣装は、青森市内のあちこちで売られており、男性用で5000円程度です。
また、衣装をレンタルするだけでなく着付けもしてくれる店もありますので、こちらを利用するととても便利です。ぜひ跳人として参加してみてはいかがでしょう。
跳人の踊り方は右足と左足で交互にケンケンを繰り返すもので、2時間くらいは跳ね続けます。
途中で休んでも構いませんが、踊り終わった後はふくらはぎのケアをしてください。
青森のねぶた祭りへのアクセスは?
青森のねぶた祭りへは電車で行くのが便利です。
電車なら、JR青森駅を下車し徒歩5~20分で着きます。
車で行く場合は、青森道の青森中央ICから15分程度です。
駐車場は会場の近辺にいくつかありますが、おすすめの無料と有料の臨時駐車場を紹介します。
サンロード青森(東側)10:00~22:00
・有料臨時駐車場
青森操車場跡地北側 11:00~23:00 1回500円
なお、ねぶた祭りでの交通規制は、ねぶた運行コースやねぶた移動経路で行われます。
詳細は、青森ねぶた祭りオフィシャルサイトの交通マップで確認してください。
まとめ
青森ねぶた祭りは開催期間中に300万以上の観光客が訪れる大人気のお祭りです。
ねぶたの運行を観るには、ねぶたのすぐ近くで観ることをおすすめします。
伝わる迫力が違いますよ。
なお、人がたくさん集まるお祭りではマナーが特に大切です。
跳人に参加するにしても、運行途中での飛び入り参加はいけません。
皆さんが楽しめるお祭りにするよう気配りをお忘れなく!