木古内みそぎ祭りとは?寒中みそぎフェスティバルは?新幹線の開業はいつ?

寒中みそぎのPRが書かれている木古内駅の様子
イルミネーションやクリスマス、年末の大掃除や年越し、年始の挨拶回りや初詣…など年末年始はイベント盛りだくさんですね!

新年あけて間もない1月上旬に北海道上磯郡木古内町で開催される「寒中みそぎ祭り」は、多くの人を捉える独特の魅力があるお祭りです。

見る人の心に訴えかけるこの「寒中みそぎ祭り」と、2016年3月に北海道初の新幹線駅開業となる木古内町の魅力や観光についてお伝えします。

木古内みそぎ祭りとは?

木古内は北海道の渡島半島の南西部、津軽海峡に面した比較的温暖な地域にあります。

函館と松前・江差を結ぶ交通の拠点であり、本州から青函海底トンネルを抜けると北海道最初の駅が木古内駅になっています。

この木古内には「寒中みそぎ祭り」という天保2年(1831年)から続く伝統行事があります。

毎年「行修者」と呼ばれる未婚の4人の青年が、1月13日~15日にかけて佐女川神社に籠り、ふんどし姿で昼夜を問わず冷水を浴びる儀式「水ごり」を行います。

14日の夜にみそぎ公園から佐女川神社へ向かう「みそぎ行列」を目に収めましょう。

15日には極寒の津軽海峡で水中みそぎを迎え、1年の豊漁豊作を祈願します。

水ごりの儀式

行修者は4年間務めることになっており、この期間は厳しい掟があり、結婚も禁じられています。

青年たちが白装束に身を包み、顔色一つ変えずに極寒の町をご神体を抱えて歩きます。

身を切るような冬の海で身を清め、御神体の沐浴を行い一心に祈願する「海中みそぎ」は、見る者を圧倒します。

木古内駅から徒歩5分の場所に、公営の駐車場で休憩がてら津軽海峡が一望できる「みそぎ浜」があり、「海水みそぎ」はここで行われます。

みそぎ祭り以外のシーズンでも、この「みそぎ浜」で海水を浴びるみそぎ体験ができるそうです。

寒中みそぎフェスティバルとは?

寒中みそぎ祭りと同時に14日~15日にかけて開催されるのが「寒中みそぎフェスティバル」です。

14日はみそぎ行列やみそぎ富まき、もちまき、冬花火の舞などが17時から開催されます。

最終日の15日には、北の大地の新鮮グルメ・物産フェアや注目の海中みそぎなど、10時からたくさんのイベントが行われます!

新幹線の開業はいつ?

東北新幹線E5系を斜め前方から見た様子
寒中みそぎ祭りも注目ですが、平成28年3月26日に北海道新幹線木古内駅が開業されるそうです!

東北から北海道が結ばれることで気軽に観光ができるようになるため、木古内駅はじめ開業する各駅では、様々な取り組みが行われています。

木古内では、平成28年1月13日寒中みそぎ祭りの初日に「道の駅 みそぎの郷 きこない」がオープンします。

レストランや北海道ならではのお土産の品、テイクアウトの商品も充実しているそうなので、寒中みそぎ祭りに行く際には是非訪れてみてください!

JR木古内駅の南口正面に立地しており、無料駐車場も普通車45台完備しているそうなのでアクセスもしやすくなっています。

木古内には「サラキ岬」という岬があり、幕末維新に日本の近代化の一役を担った「咸臨丸」という軍艦が眠っています。

また、「サラキ岬チューリップ園」には咸臨丸の故郷オランダから贈られたチューリップの球根が、今では約80種5万球になり毎年4月~5月に咲き誇ります。

木古内に来た際には、木古内の歴史に触れながら観光めぐりをするのがおすすめです。

まとめ

サラキ岬の軍艦咸臨丸とチューリップ
北海道新幹線の開業で注目されている「木古内」。

変わらずに祭りが受け継がれていることに驚きを隠せません。

厳かな儀式と、行修者の高潔な勇姿は、きっと胸に迫るものがあることでしょう。

昔から続く伝統的なお祭りや歴史に触れながら、北海道の魅力満載な木古内の観光をお楽しみください。

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