春になると全国各地で桜が楽しめるので、毎年桜の開花を楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。
全国の桜と比較すると北海道の桜は遅咲きで、毎年開花予想がGWにさしかかるため、多くの花見客で賑わいをみせています。
北海道には数えきれないほどのたくさんの花見スポットがありますが、今回は北海道でも1番の人気を誇る『二十間道路桜並木』のアクセスや見どころ、楽しみ方などについてまとめてみたいと思います。
二十間道路桜並木の開花予想は?
二十間道路桜並木は、北海道の日高郡新ひだか町静内田原~静内御園にある桜の名所です。
花見を楽しみにしている方にとっては、いつ頃桜が開花するのかが1番気になると思いますので、参考までに2017年の開花予想をしてみたいと思います。
昭和56年(1981年)~平成22年(2010年)までの開花平均を見てみると、平均開花日は5月5日、平均満開日は5月9日になっています。
そのため、桜の見ごろは5月上旬~中旬にかけてという事になりますね。
ちょうどGWにさしかかるので,
出かけてみるのはどうでしょうか?
当初この二十間道路桜並木は、明治36年(1903年)にこの地方を視察する皇族たちの行啓道路として造成されました。
名前にある「二十間」とは長さの単位を意味しています。
一間がおよそ3.6mとして、道路を挟んで並ぶ左右の桜並木の幅がおよそ二十間(約36m)であることから、幅にちなんで二十間道路と呼ばれるようになったそうです。
全長約8km(直線距離で約7km)もあるこの道に初めから桜が咲いていた訳ではなく、大正5年(1916年)から3年もの月日をかけ近隣の山々から様々な種類の桜を道路の両端に移植しました。
桜の開花シーズンにもなると、約3000本もの桜が道路に沿って咲き誇ります。
この雄大な景色は日本一の桜並木とも呼ばれ、毎年20万人もの花見客を魅了しています。
二十間道路桜並木の桜まつりは?
毎年、二十間道路桜並木の桜の開花時期に合わせて【静内桜まつり】というイベントが開催されています。
期間中はイベント会場が設けられ、そこで特産品や物産の販売、静内ならではの美味しい食べ物が食べられる出店もあります。
二十間道路の桜の半数以上が樹齢80年を超えると言われています。
本州では見かけない品種のエゾヤマザクラが7割を占めますが、それ以外にもカスミザクラやミヤマザクラなどの品種の桜も楽しむ事ができるため、いくつの桜を見つけられるか探しながら歩くのも楽しいと思います。
また、二十間道路桜並木の終点にある龍雲閣が桜まつり期間中のみ一部開放されるため、観光したい方は合わせて楽しんで下さい。
二十間道路桜並木へのアクセスは?
札幌からは高速を利用します。
札幌ICから道央自動車道に乗り苫小牧方面へ向かいます。
苫小牧東ICで降り、国道235号線静内方面へ入ります。
静内市街に入ると二十間道路の案内看板が見えてきますので、案内に従って道なりに進みましょう。
通常では約2時間半のドライブとなりますが、シーズン中の週末は約5kmに渡って渋滞しますので時間と気持ちに余裕を持って行動するようにしましょう。
静内を訪れる場合、2014年まではJRがとても便利でしたが、2015年の自然災害によって一部区域が運休している状態が続いています。
代行バスの運行もありますが、公共交通機関で行く場合はしっかり下調べを行ってから訪れるようにして下さい。
まとめ
静内桜まつり開催期間中は臨時駐車場が設けられ、一般車は約300台駐車できます。
しかし、シーズンの週末などは毎年上り下り共に5kmに渡って渋滞するため、時間と気持ちにゆとりを持って行動するようにしましょう。
また、隣接する牧場には無断で立ち入らない・ゴミは持ち帰るなどの最低限のマナーは守って、みなさんが楽しめるように配慮して下さいね。