毎年ゴールデンウィークの時期に開催される、石川県七尾市の「青柏祭(せいはくさい)」、通称「でか山」は、ユネスコ無形文化に登録されたお祭りのひとつです。
観光客も参加できる青柏祭の曳山行事、実際に行った人の感想を知りたくないですか?
ここでは、山車の引き回しに参加した人の口コミを臨場感たっぷりにご紹介します。
参加を検討している人はぜひ参考にしてください。
青柏祭の曳山行事とは?
5月3.4.5日と3日間で開催される青柏祭は、日本一大きい山車を奉納するお祭りです。
国の重要無形民俗文化財にも登録されています。
山車(デカ山)の大きさは高さ約12メートル、車輪の直径約2メートル、重さ約20トン。
この大迫力の山車を、地元の方々と一緒に観光客の誰でもが一緒に引っ張れるという、観光客にはとても楽しい経験ができるお祭りです。
青柏祭の感想口コミ!
最終日の5日に行くことにしました。
とにかく、外国の観光客の多さにもびっくりしました。
外国の方が、楽しそうに山車を引っ張る姿は新鮮に感じました。
そして、地元の人々のお祭りにかける思いであったり、このお祭りのために帰省してくる若者たちの活気あふれる雰囲気が、お祭りをより一層、素晴らしいものに変えていました。
府中町、鍛冶町、魚町の3つの山車が、自分の町の細い路地をギリギリ通り過ぎる様は見ていても興奮しました。
そこに参加することができるというのは、祭り好きの私には願っても無いことでした。
はじめは、これだけ大きな山車を動かすのだからゆっくり歩くぐらいのスピードだろうと想像していました。
いざ引っ張ってみると、小走りぐらいのスピードで引っ張りました。
小学生ぐらいの子どもたちは走っていました。
一度、動き出した山車の速さは圧巻でした。
引っ張ったあとに離れて見てみましたが、遠くからでもスピード感が伝わってきて素晴らしかったです。
止まるときには、大きな山車が左右にグネグネと揺れて「倒れるー」って叫んでしまいそうでした。
心配そうに見ていると、地元の方が「倒れたり折れたりしないから大丈夫だよ」と声をかけてくれました。
山車にしなりをつけるために、釘など使用せずに組み立てているという事でした。
見知らぬ観光客の私に声をかけてくれたり、いろいろ教えてくれる地元の人の温かさを感じました。
青柏祭の見どころ!辻回しに大興奮!
そして、私が一番興奮したのは曲がり角です。
この曲がる技術は、驚き以外の何物でもありません。
車輪の向きを変える役の人、車輪を落ちあげる人、山車を引っ張る人の息がぴったりで、一瞬の間に方向転換していました。
この技術が昔から引き継がれて未来に引き継がれていく思うと、鳥肌が立ちました。
まとめ
5日のお昼過ぎには3つの山車がメインの橋(仙対橋)に集まります。
豪華に装飾されたお人形が乗った、日本一大きな山車が並ぶ姿は本当に圧巻でした。
見て、触れて、体験して雰囲気を味わってと、最高に楽しい1日となりました。
注意ですが、この3つの山車がここの橋に揃う日や時間が決まっているようので、行く際には必ず確認して行くことをおすすめします。
3台のでか山が揃う時間と場所はこちらを参考に。
5月5日の11時半ごろ→能登食祭市場前 その後→七尾駅前(ミナクル・パトリア)→御祓川河畔