ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う伝統的な行事です。
うきは市吉井町でも、今年も恒例のひな祭りが行われます。
ここでは昔からの伝統的なおひなさまが展示され、時代の移り変わりの模様を鑑賞することができます。
筑後吉井おひなさまめぐり、見どころ
うきは市吉井町は、江戸時代に有馬藩の城下町の宿場町として栄えた地です。
豊かな農作物が育ち、酒造業、製麺業などで発展しました。
白壁の家々はその富の象徴でしたが、明治初期までに3度の大火を経験。現在ある白壁の家々は、防火対策の意味も含めて建てられたものです。
その白壁土蔵の街並みの中、毎年2月上旬~4月上旬までの期間に「筑後吉井おひなさまめぐり」が開催されます。
観光会館「土蔵」を起点に、町内の旧家や商店など20カ所に展示された雛飾りを見て歩きます。
この展示会場は、徒歩圏内にまとまっています。
江戸時代から伝わる筑後地方独特の「箱びな」や「おきあげ」をはじめ、大正末期から昭和初期に流行した御殿飾りびなから、現代の豪華な段飾りびなまで、あらゆるひな飾りが吉井町を彩ります。
「おきあげ」とは、おひなさま、歌舞伎や浮世絵を題材に、各家の女性たちが手作りしたものです。
羽子板の押し絵と同じように下絵を描いたものを厚紙に写し、綿をのせて、着物のはぎれなどの布地でくるみ、貼り合わせます。
当時は、その中に細く削った竹を取り付けて、ワラや畳のへりに挿して「箱びな」の周りを彩るように飾られていました。
筑後吉井おひなさまめぐり2016情報
住 所 福岡県うきは市吉井町
開催日程 2016年2月11日(日)〜4月3日(日)10時~17時
アクセス
車 :大分自動車道朝倉ICから約10分。
JR:鹿児島本線久留米駅から久大本線乗り継ぎ、筑後吉井駅下車。
西鉄バス:「吉井営業所」または「中町」バス停下車
筑後吉井おひなさまめぐり実行委員会事務局
電話:0943ー76−3980
FAX:0943−76−4039
期間中3月の毎週日曜日には人力車(有料)が町内をかけめぐり、いつもと違った吉井町の風情あふれる白壁の景色を楽しむことができます。
ひなこけし絵付け体験、着物でおひなさまめぐり、人力車乗車会といった体験型イベントも盛りだくさんです。
また、期間中は「うきはスイーツめぐり」という自分好みのスイーツを探してめぐるイベントを開催しています。
うきは市は昔から水が綺麗でお茶の文化が発展したことから、お菓子屋さんも多く営まれています。
町内のそこかしこに点在するお菓子屋さんは地元でも人気があります。
「うきはスイーツめぐり」の期間はパンフレットが配布され、お店巡りを楽しめます。
限定品や老舗の和菓子をはじめ地元の食材を生かした新しいスイーツまで、和・洋菓子が盛りだくさんです。
お雛様を愛で、スイーツを食す。
そんな休日の過ごし方は女性ならワクワクするのではないでしょうか。
食事処では、期間限定の「ひな御膳」をはじめ、和食、めん類、四川料理、メキシコ料理、創作料理などのさまざまな食事も楽しめます。
酒屋や焼鳥店で味わえる「うきは馬刺し」と呼ばれる赤身の馬刺しも絶品と評判です。
精肉店で買うこともできるのでお土産としてもいかがでしょうか。
筑後吉井おひなさまめぐり駐車場は?
町の中心部の徒歩圏内にある展示会場の近くになると、会場案内の看板が見えてきますので、その案内に従って行きます。
総合案内所である「観光会館・土蔵」はスタンプの設置場所でもある所です。
近くに広い無料駐車場がありますので、車で行っても大丈夫そうですよ。
うきは市白壁ホール
料金:無料
台数:400台
住所:福岡県うきは市吉井町1001-4
地元のボランティアガイド「筑後吉井案内人」が親切に案内してくれますので、分からない時は聞くとよいでしょう。
まとめ
吉井町は地域一丸となって取り組んでいる感じがよく表れていますね。
吉井町の周囲には、吉井温泉、筑後川温泉、原鶴温泉などもあります。
原鶴温泉では温泉パスポートの「湯めぐり帳」を出しているので、おひなさまめぐりの後の温泉めぐりも楽しんでみてはいかがでしょうか。